昨年の12月9日夜。
試合が終わって博多駅近くのホテルにチェックインし、しばらく何もせずボーッとしていました。
食欲はありませんでしたが、何も食べない訳にもいかず、重い腰を上げホテル近くのラーメン屋へ・・・。
客は5,6人と少なく静かでした。
しばらくすると男女のカップルが入ってきて、私の座っていたテーブルのすぐそばに。
するとそのカップルがさっきまで行われていた試合の事を楽しそうに喋り始めました。
そうです。二人はヴィッセルサポーターでした。
「今日は本当についてないな・・・」
心底そう思いました。
「さっさと食べて店を出よう」
そう思っている間も二人はヴィッセルの話を続けていました。
聞くつもりはないのですが、やはりサッカーの話。
自然ときこえてしまうものです。
カップルのうち、特に男性の方が「アツへの感謝」を熱く語っていました。
「夢だったW杯出場を諦めてまで、J2のチームに残ってくれた。本当に凄いよアツは・・・」
恐らくそんな事を話していたと記憶しています。
ヴィッセルの苦しかった1年。
そして、その中でアツが「特別な存在」であることが二人の話から解りました。
話を聞くうちに「店を早く出よう」という気持ちは薄れ、
逆に店を出る時は何か救われたような気分になったのを覚えています。
それから約半年、「特別な存在」であったはずのアツが こんな事に。
ヴィッセルサポーターの気持ち は・・・・・。
他のクラブの事を心配している場合ではないんですが、いい方向に事態が推移して欲しいものです。
ただ、J2のライバルクラブに行くのは、正直・・・勘弁・・・かな。