初老の頃を過ぎても・・・

アビスパな初老男、徒然な日々

「監督」のはなし~その2

アビスパ福岡を応援している私ですが、実は長崎生まれの長崎育ち。
(父方の実家は博多だから、福岡と無縁ではないのですが・・・・・)

ということで、アビスパでも特に長崎出身の選手は気になりますが、
日本のサッカー界では長崎出身で活躍している人が意外と多いのです。

国内トップリーグのJ1の監督は日本人10人・外国人8人ですが、
その中に長崎出身の監督が二人も居ることは、意外と長崎の人にも
知られていないと思います。

この二人・・・昨シーズンの「ストーリー」が興味深いのでちょっと紹介します。

一人目は「アジアの大砲」こと横浜FC監督高木琢也氏(国見出身です)。
長崎では「こころねっこ運動」のCMでもおなじみです。
現役引退後はスカパーの解説(「スーパーサッカー」にも時々出演していた)などを
やっていたのですが、現役時代の何となくゴツイようなイメージとは違い、
ソフトな物腰と冷静な解説で私自身も好きな解説者の一人でした。

その後、一時はV・ファーレン長崎の監督候補と報道された時期もあったのですが、
結局、昨シーズンからJ2の横浜FCコーチとして現場に復帰しました。

しかし、そこから事態は急展開します。

何と横浜FCは開幕戦に敗戦した時点で、当時の足達監督を解雇!!

結果、高木コーチは開幕2戦目にして監督へ昇格したのです。

元々、横浜FCは昇格候補ではなかった上に、開幕直後の監督交代劇。
「今年も横浜FCはダメだ。」と思った人は多かったはずです。

しかし、そこからチームは何故か負けなくなります。あれよあれよというまに、何と首位に。
「いつかは息切れするだろう」と言う大方の予想を裏切り、結局J2で優勝してしまいました。
かくして高木氏は新シーズンをJ1の監督として迎えるのです。

まあ、優勝したのには色んな要素があったと思いますが、決して飛び抜けた
戦力でもなく、しかも監督もコーチ経験もなかった高木氏を監督にして優勝した
と言うのは非常に興味深い結果です。

チームには高木監督より一つ年上のキングカズ(私と同い年です)が居るのも笑えます。

新シーズンは久保と奥というビッグネームを補強しましたが、それでもJ1では
決して恵まれた戦力ではありません。

この状況で高木監督がどう戦うのか。本当に楽しみです。
解説者 → J2コーチ → J2監督 → J1監督・・・。
サクセスストーリーに続きはあるのでしょうか?

うわー話が長くなった・・・・・。
二人目は後日紹介します。

  • B!